降釼神社(堀毛神社)
俗称 フリケンさん

ご祭神 経津主命

鎮座地 奈良県吉野郡下市町
    大字下市字堀毛

● 端嶺和尚の雨乞い
 下市中学校の西側に鎮座。
八幡神社と同様に大字下市の氏神で、俗にフリケンさんと呼ばれている。
神代の頃、一天俄にかき曇り一振の剣が落ちて来たという伝説が残るお宮さんであるが、由緒沿革等一切不詳である。
 ご祭神は経津主命で、戦・剣の神様とされている。拝殿の屋根に見えるご神紋も、丸の中に二つの剣が交差した剣紋。
拝殿の奥に須屋で保護された、流造・桧皮葺の本殿が鎮座する。境内社はない。
例祭は十二月一日。
 拝殿には、寄贈された額が並んでいる。本殿前にある二振の剣には「明治四拾年 旧五月吉日 大平竹蔵」と銘があった。他にも菊の御紋の刺繍額や、虎の彫刻など、額は明治時代のものが目に付くが、境内には安政三年辰二月の狛犬(下市八幡神社に寄進されたものと同型で世話人四名も同じ名)、宝暦癸酉年堀内守質の寄進の石燈籠や天保十二丑十月高連中奉納の手洗鉢、文久元年辛酉十二月降釼大明神と刻された石燈籠などがある。
 右の額は九州は高千穂のお山と経津主命が描かれた絵のようで、右上にある文章には「謹歴」と題されて、(当宮の大明神は経津主命を奉斎し、神霊は戦の神で、神代の時代に九州日向の高千穂の山に戦剣と榊樹を持って、天降遊ばされた神なり。
 今、この神を鎮座遊ばされているところは少なくて八ケの所なり。東京徳川家と京都九條家などに当宮の宝物が2,3点あり。この神を信じれば何事にても真徳ひとつは必ず明らかに賜るなり云々)風なことが書いてあった。
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