比売久波神社
ひめくわ

御祭神 久波御魂神、天八千千姫

鎮座地 奈良県磯城郡川西町唐院字東城385


一の鳥居をくぐると、すぐ右手に烏の山古墳が見える
 近鉄結崎駅より2キロメートル、鳥の山古墳の西側に鎮座する。式内社に比定されている。
 比売久波神社にお祀りしている神は、天八千千姫久波御霊神といい、天香具山に桑の木を植え、蚕を飼い、機織りに励んだ女神として伝えられている。比売久波とは蚕桑を意味し、桑葉を神体としたと伝え、結崎の糸井神社と関連する社ともみられる。
 本殿は、春日大社の摂社若宮神社本殿を移したものとされ、奈良県の指定文化財となっている。境内社に
熊野神社(御祭神 伊弉冉命)
大国主神社(御祭神 大物主命)
事代主神社(御祭神 事代主命)
春日神社(御祭神 天児屋根命)が鎮座する。
 江戸時代には「熊野三社権現」、「氏宮」と称されたほか、大和志・大和名所図絵には、
「子守社」とも記されている。
 天八千千姫の、天香具山に桑の木を植え蚕を飼ったという伝承についてであるが、香久山の東麓・万葉の森のはずれに「天蚕生原(あめのかいこせいげん)旧跡」の石碑がある。日本で蚕が初めて生息した地といわれている。
 天八千千姫久波御霊神が、桑の木を植え、蚕を飼っていたのは、この辺りかも知れない。

香久山東麓にある「天の蠶生原舊蹟」の石碑
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