糸井神社
いとい

御祭神 豊鋤入姫命
    綾羽・呉羽の神

鎮座地 奈良県磯城郡川西町結崎市場



● 面塚
 近鉄結崎駅の西方約1kmのところに鎮座する延喜式に列する式内社。創建年代は明らかでない。本殿に豊鋤入姫命、二の宮に猿田彦命、三の宮に綾羽明神、四の宮に呉羽明神を祀る。
糸井とは本来結崎やその付近一円を総称した郷名とみられ、往古繊維紡績関係業の栄えた地域で、糸井郷に居を占めた豪族が糸井造である。
 社伝によると機織の技術集団の神とあって、綾羽・呉羽の御祭神名からもうかがえる。

 本殿は、春日大社の古殿を移建したと伝えられる。境内社は、
春日神社(御祭神:天児屋根命)、
大国主命神社(御祭神:大国主命、事代主命)住吉神社(御祭神:表筒男命、中筒男命、底筒男命)、稲荷神社(御祭神:保食命)。
 江戸時代には「春日明神」・「大和宮」・
「結崎大明神」等と呼ばれていた。

 拝殿内には、絵馬が多数奉納されており、
「武者図」「相撲奉納図」の他、慶応四年(1868)の「おかげ踊り絵馬」や、天保十三年(1842)の絵馬は、百人余りの人々が隊列を組んで雨乞い踊りをしている「太鼓踊り図」も、保存されている。

BACK