春日神社(巨勢山座石椋神社)

鎮座地 奈良県橿原市
    鳥屋町字ウルシハラ998


ご祭神 石椋孫神
    いわくらひこ
 参道入り口から社地の東北には、橿原ニュータウンの団地が開けている。「延喜式神名帳」の「巨勢山坐石椋孫神社」に比定されているが、地元では春日神社とも若宮とも呼んでいる。『大和志』に「巨勢山坐石椋神社在二鳥屋村東南一今称二巨勢谷春日一」とある。創建の年代は明らかではないが、延喜式内に充てられるとすると、かなり古い時代の創建ということになる。階段を登ると、中段に「献備 昭和十八年九月吉祥日 増田周白」と刻む石鳥居があり、「巨勢山座石椋神社」の額を掲げている。
 割拝殿は切妻造り桟瓦葺。石椋孫尊は室町初期の「和州五郡神社記」に祭神は石椋妣命で大物主命・三穂津姫命の別名としているが、その根拠は明らかでない。

 古老の言によると現宣化天皇陵前の桜の木に白鳥が休憩した所にまつられていた社を当社に合祀されたことから「舟付山」と鳥居額をめぐって争い、現に当社鳥居上に掛けられているという。
 内庭から石階上の神域はブロック塀に囲まれ、正面の本殿は素木の流造り銅板葺で、棟に千木鰹木をおく。

 例祭は十月十五日が夜宮祭で、十六日が本宮祭。
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