春日神社

鎮座地 奈良県橿原市
    醍醐町字音羽200


ご祭神 天児屋根命
 醍醐集落の南に西面して鎮座し、浄土宗養国寺と近接しているが、養国寺は元薬師如来を本尊とする一草庵であったのを、浄土宗に転宗して今日に及ぶという。
 当社はもとは現在地の西北約200mの位置の小房と初瀬街道を結ぶ道路の西沿いの字堂屋敷より現地に遷座されたというが、年代は明治のころと伝えられる。
 石階上の神域は、鉄の扉のある中門をはさんで、正面と三方が石造玉垣に囲まれていて、本殿までの石畳の左右に一対の石灯籠があるが、その銘に「奉寄進春日大明神 元禄六癸酉年(1693)九月吉日願主醍醐村中」とある。
 本殿は昭和三十八年の改築。素木の流造で、屋根は銅板葺の一間社。棟に千木鰹木がつけられ、浜床に木造狛犬がおかれている。
 拝殿は広庭の南に東面して建ち、内部に多数の絵馬が奉納されているが、ほとんど明治以降のものである。拝殿内に、三講の御湯釜が三個あるらしいが、確認できたのは二個だった。
 三講とは、宮座講三組のことで、元明神講(元八人講といった)大講と新講(弘化三年・1846)がある。そのなかでも、元明神講が最も古く、次に大講・新講になっている。座祭は九月三十日であったのが、その後九月最終の日曜に改められた。

 例祭は十月十日。
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