春日神社

鎮座地 奈良県橿原市
     常盤町字本田385
ご祭神 天児屋根命
    武甕槌命
    経津主命
    姫大神
 創立年代は不明だが、寛文十三年(1673)の石灯籠があるので、江戸初期を下らないと思われる。
常盤町の西北部に位置し、西面して鎮座する。

 境内に入りすぐ右側に、大伴家持の詠んだ
「玉桙の道は遠けどはしきやし 妹をあひ見に出でてそわが来し」の万葉歌碑が建っている。
 
 拝殿は昭和五十七年の改築。切妻造り瓦葺き。
 拝殿右前の小高い塚状に橡に石囲いされた四つ
又の樫の古木が植わっているのは、古老の言では
古来耳成山(天神山)を拝んだ場所という。
 祓戸大神の依代かあるいは里から耳成山頂を拝んだ原始的山岳信仰の名残ではないかと思われる。
 本殿は、木造玉垣に囲まれている。本殿の前に入母屋造り銅板瓦葺の方一・五間の祝詞舎が建っている。本殿は朱塗春日造りの一間舎で、檜皮葺の上に銅板を覆い棟に千木鰹木をつけている。

 例祭は十月二十三日であったが、現在は十月九日に夜宮祭、十日に本宮祭を行う。
 近年まで宮田約一反あったが耳成高校敷地に買収された。明治二十六年の「神社明細帳」に「境内坪数二七三坪、氏子戸数一〇三戸」と出ている。
BACK