名神高速道路、多賀SA内に胡宮神社へ続く遊歩道が設けられている。 胡宮神社には伊邪那岐命、伊邪那美命、および事勝国勝長狭命《ことかつくにかつながさのみこと》をおまつりしている。伊邪那岐命、伊邪那美命は近江国多賀社に鎮まりました神である。多賀社と胡宮神社は同じ神をまつられている。 また、事勝国勝長狭命は御子神であって、塩土翁ともいい、海幸彦・山幸彦の神話に出てくる神である。 社伝によれば、胡宮神社は、遠く神代からの鎮座であるといわれている。青龍山(333m)を神体山とあがめ、日夜礼拝したのではないかと思われる。山頂近くには、磐坐が残っている。
佛教の渡来により、天台宗敏満寺が創建されると山麓に社殿が営まれ、その守護神としてあつくまつられるに至った。 口碑によれば、敏達天皇(572-585)の行幸もあったと伝えられ、胡宮大明神は、寿命を賜る神として平安時代の女流文学者赤染衛門が奉ったという願文が今に残っている。 敏満寺は信長の焼き討ちにあって廃寺となったが、神社だけが再建された。境内には石仏聖観音立像を安置する観音堂や大日堂が残る。