御厨子神社みずし 鎮座地 奈良県橿原市東池尻町字御厨子447 ご祭神 根析神もしくは、根裂神 ねさく(根を裂く威力のある神で、生気を授ける神) 安産霊神 (安産の神) 誉田別命 もしくは、八幡大神 境内の石神 石析神(いわさく)根析神と同じく生気を授ける神 |
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東池尻町集落の南西、清寧天皇の磐余甕栗宮(いわれみかくりのみや)跡と伝える御厨子山頂に鎮座する。南山・橋本・池尻三大字の氏神である。昭和二十八年の『宗教法人による届出書』に、「履仲天皇二年ニ造ル磐余池ノ樋口ニ当ルヲ以テ水尻神社ト称シ、根裂・安産霊二柱ヲ祀リシモ、吉備真備公御厨子山妙法寺ヲ建立、鎮守ヲ吉備村ヨリ遷シ配祀セリ」と記している。 根裂神とは、伊弉諾命が十握剣を抜いて軻遇突智神を斬った時、剣の鋒からしたたり落ちた血からなった神だと『日本書紀』巻第一「一書に曰く第六」にあり『古事記』上巻で はこの神を根析神といっている。 ![]() 根は木の根で『日本古典文学大系』『紀』の注釈には「雷が木の根を裂くによる命名」『記』の注記には「木の根を裂くほどの威力ある雷神」とある。かつて当社の棟札に「康応元年(1389)壇場ヶ森鎮座水尻神社祭神根裂神安産霊神二柱」と記されていたということから南北朝ごろまで上記二柱が祭神であったと考えられる。 しかし、当社現存最古の棟札である応仁二申年(1468)八月の銘には大和国十市郡御厨子八幡大神宮根裂神、安産霊郷中安全とあることから康応後応仁の間に、八幡神を主神に、従前の二神を随神として位置付けられている。今も本殿中央に八幡神を、左右に二神を祀っている。例祭は四月二十五日。 ![]() 広庭東北部の数m下方の斜面に、長さ3.7m、高さ1.4m、巾1.9m、中央に、41cmから38cm巾の裂目の通った自然石の大石があり、俗に月輪石といっている。山頂近い位置にあることと、当社最初の祭神が根裂神である点からこの山に鎮座の依代として磐座として山麓から拝まれたこの地方の原始的古代的信仰の名残といえるかも知れない。 |
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