大仁保神社 (通称) お丹生さん
おおにほ

鎮座地 奈良県高市郡高取町丹生谷小字大入

ご祭神 岡象女神
 丹生谷集落の北辺に鎮座する。古代より霊徳の高い社としのばれる。明治四十四年(1922)に飛鳥川上坐宇須多伎比売命神社に合祀されたが、合祀後も、旧地に社殿は残されている。同社は仁徳天 皇を祭神とし、元慶二年(878)二月二十七日に従五位下を授けられた大仁保神(三代実録)にあてる説がある(大和志)。








 地名の丹生谷というのは、紀伊国丹生都姫神社の祭文によると、丹生姫神は大和国川上水分神(丹生川上社)から十市郡巨勢丹生、宇智郡布々岐丹生経て、紀州天野山に鎮座したと記し、巨勢丹生を当社にあてて考えられ、丹生の神の留まられた地としてこの地を丹生と唱え、後丹生谷と改めたとされている。
 しかもこの聖地へ丹生神(岡象女神)を祀る祠を建てたと考えられ、付近の山を大丹穂山と呼ばれることになった。


「日本書紀」皇極天皇三年十一月条に、蘇我蝦夷が人を派して大丹穂山に桙削寺を造立したことがみえる。
 桙削寺跡については、子島寺説、入谷説、丹生谷説(大和志)などがあり「大和志料」は、この丹生谷の大仁保神社をもって、国史見在社とする。
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