讃岐神社
さぬき
   
鎮座地 奈良県北葛城郡広陵町三吉
御祭神 (赤部・字馬場崎)
◆境内の立て札によると
若蔵稲之命 (わかうかのみこと)
讃岐伊能城命 (さぬきいのしろのみこと)
若宇迦売命 (わかうかめのみこと)
◆史料によると
大物忌命 (おおものいみのみこと)
倉稲魂命 (うがのみたまのみこと)
猿田彦命  
大国魂命  
以上の四神が、現在のご祭神とされている。

 三吉の北の巣山古墳西南に鎮座する社を式内讃岐神社にあてられている。三吉は『和名抄』での、広瀬郡 散吉郷に比定される。
 ご祭神は社伝によると元来大國魂命・大物主命・倉稲魂命であったが、後に広瀬神社の若宇加乃売命を勧請したので、当社を南川合明神と称するようになったという。「広瀬神社社記」には、広瀬神社の旧摂社散吉社(現在は廃絶となっている)は、散吉郷の南川合明神から勧請した御井神・井精神・大己貴神をご祭神としているし、一説に讃岐国から御井命を勧請して、讃岐神社として祀ったという。
 讃岐神社の史料による現在のご祭神は、明治初年以降に定められたものであり、それ以前のご祭神もさまざまに記されている。
 また、大物忌命とは『神祇史料』によると、同じく広瀬神社のご祭神 倉稲魂命の別名とされている。伊勢豊受大神宮(外宮)のご祭神豊受姫命と同一神であり、 食べ物を司る神である。『大和志』では『三代実録』元慶七年(883)十二月にみえる大和国散吉大建神(さぬきおおたけるのかみ)・散吉伊能城神(さぬきいのきのかみ)の二神を讃岐神社のご祭神としている。これは、讃岐を散吉に付会させたものと考えられる。
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